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歯列矯正治療

 
 Contens
  歯並び不正の種類
  歯並びはどうきまるのか
  治療方法について
 検査、治療装置について
 治療時期について
 治療費について

 

 歯並び不正の種類について

 

 大まかな歯列不正の分類(叢生、上顎前突、下顎前突)

  叢生(そうせい)クラウディング 歯並びがガタガタな状態


  歯が重なって並んでいたり、ねじれて生えていたり、横にずれて生えていたりする状態です。八重歯など

  もこれに含まれます。 1~2歯の反対咬合などもこれに含めてもいいでしょう。

  歯がきれいに並ぶスペースが少なく治療に抜歯(小臼歯)が必要な場合が多いです。

 

 

 

 


  

 

 

 

 

     

 

 上顎前突(じょうがくぜんとつ)


   いわゆる出っ歯です。上下の前歯だけの場合と、上下あごの位置関係の問題を伴っている場合に分けら

   れます。前歯を引っ込めるために抜歯(小臼歯)が必要となることが多いです。
   口呼吸、鼻疾患、指吸などの影響が強いです。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

     

     下顎前突(かがくぜんとつ)


   いわゆる受け口です。小学生低学年くらいの永久歯の前歯にみられる反対咬合は、上下歯だけの関係の

   場合もあります。上下のあごの位置関係の問題がある場合、歯の矯正治療だけでは治療改善できない場

   合があり、成人してから下あごの手術が必要な場合があります。
   舌の機能に問題がある場合があります。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 部分的な歯列不正の分類(開咬、空隙歯列、反対咬合)

  開咬(かいこう)


   咬み合わせた時、前歯が咬み合っていない状態です。飲食物を飲み込む際に舌を上下前歯の間に入れ込

   む癖があります。

            

 


  

 

 

 

 

   

      空隙歯列(くうげきしれつ)


   いわゆるすきっ歯です。舌圧が強い(舌で歯を押す力)場合が多くみられます。歯が小さい、先天性欠

   損歯がある、歯の形態異常がある場合なども見られます。

 


  

 

 

 

 

 

 

 

 

  反対咬合(はんたいこうごう)


   上下の歯の咬みあわせが逆になっている状態です。下顎前突にほとんど見られます。また上の歯茎の発

   育がよくない場合なども見られます。舌の機能異常がみられることがあります。
   実際はこれらが単独、もしくは複数混合しています。

 

 

 

 

 

 

 歯並びはどうきまるのか

   歯並びは生まれつきなのか、何が原因なのか?

 

 

 口の中でどうやって歯が並んでいくのでしょうか?歯並びは生まれつきなのでしょうか、遺伝なのでしょうか?
 通常、特別な場合を除き、乳歯は下の前歯部の歯茎から生後5~6ヶ月くらいで自然に生えてきます。

そして2歳半~3歳くらいで20歯生えそろいます。5~6歳くらいに永久歯もほぼ下の前歯部から、乳歯の下から(歯茎の中から)乳歯の歯根を 溶かしながら生えてきます。

永久歯の奥歯(第一大臼歯)は、一番奥の乳歯(第二乳臼歯)の奥の歯茎から6~7歳くらいに生えてきます。乳歯の場合は、乳歯 自体が小さいのと、ほぼ前から奥に順に生えていくので、あまりガタガタは生じにくいです(乳歯で歯列不正もあります)。

 しかし永久歯の場合は先に前歯、次に奥歯が生え、中間部が後で生え変わるので、問題が生じるときれいに並びにくいということになります。

 また特に乳歯の歯列に問題がある場合は永久歯の歯並びに問題が生じやすいです。
では乳歯の時期の問題とはどのようなものがあるのでしょうか?

 乳歯の歯並びがガタガタである
 虫歯の放置
 指吸いの影響などで上の前歯が出ている、かみ合わせると前歯がかみ合っていない
 反対咬合(受け口)になっている 

 鼻がわるく(鼻疾患)て口で呼吸をしている(口呼吸) 

                            などです

 永久歯が生えてくる時、乳歯にある程度影響されるので、永久歯が極端に大きい場合や、永久歯が生えるスペースが少ない場合は永久歯はズレて生えたりねじれて生えたりします。

 うけ口や出っ歯の場合は歯並びだけでなく、歯茎や上下のあごの位置関係、かみ合わせの問題もあるので永久歯にも同じような問題が残ります。

 歯は口の中できれいに並んだ場合、きれいに上下がかみ合う形態になっています。したがって並びに問題がある場合は、きれいに上下はかみ合いません。歯列不正状態でかみ合わせると、歯は正しくない場所で上下接触し、かみ合わせや下のあごの位置がズレてきます。

歯は上下とも馬蹄形にならんでいます。なぜ馬蹄形にならんでいるのでしょうか?

歯に影響をおよぼす力について考えてみると、歯の裏側からは舌が歯を押します。歯の表側からは、左右からは頬、前は上下の口唇が歯を押さえています、歯には歯の周囲から常に力がかかっています。これらの力の中立帯(バランスの取れた位置に)歯がおさまります。

こういった理由で馬蹄形にならんでいるわけです。

そして上下の歯が接触し、生えるのが止まるのではなく、食事などで上下接触するところで、押さえられているのです。歯列は生えてから、生える途中でもかなり外部環境に影響されるということです。

歯並びに関係する外部環境とは

​ 呼吸、舌圧、舌の動き、下顔面に関係する癖、口、のど、鼻などの病気、食事の仕方や飲食物など です

きれいな歯並びとは

 きれいな歯並びの方は、この歯にかかるいろんな力のバランスが均等であるといえます。具体的には、食べる、飲み込む、呼吸することなどに悪い癖がなく、指しゃぶりがなかったか、早い時期にやめていた、姿勢がよく、頬杖、歯軋り食いしばりなどがないことなどが想像できます。
 逆にこれらが見られると歯並びに影響がでることが多く見られます。このような機能的な異常は検査ではっきりわからないこともあり、隠れた原因や後戻りの原因にも関係すると考えられます。

 歯並びに影響を与える悪い癖をあげてみましょう

 食事の時あまり咬まず、水、お茶などで飲み込む(飲み込む時の舌の使い方に影響)
 鼻で呼吸がうまくできず口で呼吸している(慢性鼻炎なども影響)
 3歳を過ぎても指しゃぶりをしている、していた、鉛筆などを咬む癖がある
 姿勢が悪い、頬杖をよく行う、うつぶせ寝の姿勢でゲームをしたり本を読む
 食いしばり、歯軋りが以上に強い(幼児期も含む)
 歯にかかる口唇圧が強い  

そのほか、顔の骨格は両親に似ることがほとんどなので、歯並びというよりも、歯茎の出ぐあい、反対咬合(受け口)などは遺伝的な要素が強い場合も多々あります。

また唇と歯茎をつなぐ筋、小帯といいますが、上唇小帯(上の前歯の真ん中)、舌小帯(舌をあげた時にみえる)の位置異常が、唇、舌の動きに影響をあたえ、歯並びに影響する場合もあります。

 

 治療方法について​

治療は永久歯が生えそろう前(Ⅰ期治療)と、生えそろってから(Ⅱ期治療)で分けて治療をおこなっています。

 Ⅱ期治療
 永久歯が生えそろった後や成人の場合、叢生改善には歯を並べるためのスペースを抜歯することで作り出すことが多いです。もちろん軽度の叢生ガタガタなどは抜歯しなくても治療できる場合があります。ほとんどがマルチブラケットシステムによる治療です。

 Ⅰ期治療
 永久歯が生えそろう前、乳歯期、生え変わりの時期は、上下顎や歯茎に、成長にあわせて歯を並べるスペースをつくることが可能で、生えてくる永久歯を正しい 位置に誘導しやすいという利点があります。スペースを作るための永久歯抜歯を避けることができる可能性が多くみられます。また反対咬合や上顎前突など歯だけでなく歯茎、上下顎に問題がある場合はこのころから治療を開始したほうが、多くの利点があります。

床拡大装置、舌側弧線装置、ムーシールド、プレオルソ、部分的マルチブラケットシステムなど組み合わせて治療します。
永久歯が生えそろう前に、生えている歯の問題を順番に、部分的に改善していく方法です。
乳歯がすべて生え変わり、まだ問題が残る場合はⅡ期治療に移行します。

 

 

 矯正治療の検査と矯正装置について


  治療費に含まれる検査

   視診、問診
    顔貌、口の動き、口唇、舌の動き、小体や歯茎の状態などの確認
    悪習癖の有無の確認など

 

    歯列模型での診査
    歯型をとり、現在の歯、歯列を石膏模型で再現し、診査診断を行います

    パノラマレントゲン検査
    全体的な歯、顎骨の確認、まだ生えていない永久歯の確認など

   口腔内写真撮影
    現在の歯、歯列を含め、口の中の状態を写真にて保存します
    また治療の経過を経時的に撮影していきます

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   特殊検査

    頭部X線規格撮影(セファロ撮影)
     決まった距離から横顔のレントゲン撮影を行い、

     顔面骨格の分析を行います。
     特に頭部に対する、上顎,下顎の位置関係などが

     骨格的に判断できます。

     治療方針や、解析に有用です。
     ただ、この検査をしなくても治療はできます

     ので、あくまで希望者と必要対象のみです。
     撮影は他院への依頼となります。
     分析後は詳しい結果内容をご説明します 


 矯正装置について
 

   マルチブラケットシステム
     最も一般的な矯正装置です。 

     歯の外側の表面に1歯づつブラケット

     という装置を接着します。

     ブラケットは上下ともに前歯はセラミック製

     で歯の色に近く目立たないようになっています。
     それらを弾性の高い非常に細いワイヤー

    (ニッケルチタンワイヤー、ステンレスワイヤーなど)

     でつなぎ、その弾性力で歯を動かしていきます。

     サイズ(太さ)、形状、の違うワイヤーに順次交換調整を行っていきます。
     歯を動かすために、小さいゴムで歯どうしを引っ張ります。(スライディングメカニクス)
     ワイヤーをいろんな形態に屈曲しその復元力で歯を動かすこともあります。
     部分的な矯正治療も可能です。 また通院、調整はおよそ月に1回程度です。
 
    矯正治療用アンカースクリュー
     歯を動かす場合、小さいゴムなどで歯どうし引っ張ることがありますが、歯茎に矯正用の小さい

     インプラント(アンカースクリュー)を埋め、そこを固定源として小さいゴムで歯を引っ張ること

     もあります。動かしたい歯以外には負担をかけずに、効果的に歯の移動ができます。

    

 

 

 

 

 

 

 

 

​​    床装置(しょうそうち)
     床装置は目的にあわせていろいろ種類があります。共通しているのは、自分で取り外しができ、

     食事以外は基本的に装着し続ける装置です。

     床装置の目的は、永久歯の生えるスペースをつくるための上下歯列の横方向の拡大、かみ合わせの

     ある程度の改善、悪習癖の改善、大まかな歯の移動、顎の位置の改善などです。

     床装置である程度永久歯 の誘導が終われば続いてマルチブラッケットシステムにて治療が必要に

     なることが多いです。 
     床拡大装置、舌突出癖改善装置など



    

    

   

            プレオルソ、ムーシールド(反対咬合改善装置)機能改善装置
      永久歯が生えそろう前までに使用すると、効果的に前歯の反対咬合を改善することが可能です。

      この装置は、夜寝ている間のみ使用します。規制のサイズのものがあります(プレオルソ)

      歯列の歯型をとりカスムで製作する場合もあります(ムーシールド)。

 

 

 

 

 

 

 


   

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   舌側弧線装置(ぜっそくこせんそうち)
     リンガルアーチ装置ともいいます。歯の裏側に装着する装置で少数の歯を動かしたり、大まかに

     歯列を改善する時に使用します。

     ほとんどの場合、後にマルチブラケットシステムでの治療が必要です。

      

       

 

 

 

 

 

 

    

 

 

    ヘッドギア、フェイスボウ

     主に上の奥歯を​動かす場合に使用します。夜寝ている間に使用します。


 
    

 

 

 

 

 

 

     保定装置(ほていそうち)
     矯正治療で歯列がきれいになり、かみ合わせもきれいになれば、マルチブラケット装置を

     はずします。
     はずしてそのままにしておくと、必ず後戻りにより歯列が乱れてきます。

     これを防ぐために保定装置を使用してきれいな歯列の状態を維持します。

     保定装置は治療後数年は使用が必要です。
     床装置タイプと、歯の裏側にワイヤーを接着固定するタイプがあります。

 

 

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 治療時期について

 

 

 永久歯がすべて生えそろっている場合(およそ中学生以降)

この時期は治療を受ける本人の意思が決まった時が治療を始めるときです。
治療はほとんどが長期で、一般的に3年前後は必要となります。また小臼歯の抜歯が必要なことも多く、違和感や、少しですが痛みもある場合があります。
高校生などの場合は卒業後の進路により、通院が可能かどうかも考慮することなど、3年程先の状況も見越して考えたほうがいいです。
また、口の中の管理(ブラッシング)などきちんと行うことができない場合は多くの虫歯を作ってしまうことになったり、歯肉炎、歯周病を発生させたりします。きちんと管理できる状況に意識を変える、家族の協力などが必要です。ある程度審美的にも気になるので、カウンセリングや相談の段階で、十分考えることが必要です。
成人してからでも、治療は当然可能です。しかし小学生、中学生や高校生時期は非常に効果的に早く歯の移動が進みます。若いうちは生体の反応、回復がよく成人よりも治療期間の短縮が期待できます。

 

 お子様の場合


 前歯の永久歯がきれいにそろっていない場合

永久歯に生えかわる6歳前後(5~7歳)に気づかれることがほとんどです。歯の大きさの問題や口呼吸、食生活や日常の生活、悪い姿勢など気づきにくい原因があることが多いです。いろいろな問題を探し出し、ある程度改善していくことは可能です。簡単な口腔機能改善装置などから始めるといいと思います。

前歯の永久歯上下4歯づつ生えそろう時期くらいから本格的にはじめてもいいと考えます。

 

 

 前歯が出ている場合

俗にいう出っ歯、上顎前突の状態です。口腔、鼻機能(アレルギーや口呼吸など)の異常や指吸癖など必ず問題があります。早めの対策が必要です。気づいたときに相談、カウンセリングに行かれることをお勧めします。

 前歯がかみ合っていない場合

開咬という状態です。上顎前突にもみられます。必ずいくつかの問題があります。小さいときからの、特に舌の機能異常や生活習慣、姿勢などの問題が多いです。気づいたときに相談、カウンセリングをお勧めします。

 


 上下の永久歯が反対咬合の場合

一般的には受け口といわれる状態です。およそ6~7歳くらい永久歯の前歯が生えそろうころに顕著にわかってきます。乳歯の時期から受け口の場合もみられます。将来的に下顎の成長により、数は少ないですが骨格性の下顎前突になってしまう場合もあります。しかし、永久歯が生えてきたころからの治療で、反対咬合は治療できます。治療装置は、プレオルソ、ムーシールドといった取り外しのできる装置で治療をおこないますので、4~5歳くらいから始めてもかまいません。

これら、またこれら以外の問題の場合でも、個人によっていろいろことなる場合があります。気づいたときにまずは相談、カウンセリングにお越しになるのがいいと思います。

 

 

 治療費について(税抜き金額)

 

 基本的に検査、診査、診断費用は含まれています

 

 草津中央歯科クリニックでの矯正治療費用のシステム

 おひとりの歯列矯正治療を全体的に行う場合の費用が500,000円(基本治療費)です。

 特にお子様の場合は成長、歯の生え具合にあわせて部分的に治療をスタートすることがほとんどです。

 

 Ⅰ期治療

 上下前の永久歯が生えてから生え変わりの間に部分的に治療を行います。主に前歯の治療になります。

 

 

 Ⅱ期治療 

 上下全体的な矯正治療です。

 永久歯が生えそろった段階から始める場合

 あるいはⅠ期治療後でまだ問題が残り引き続き治療が必要な場合

​ 治療はⅠ期のみ(部分的な治療)で終了することもあります。が多くの場合Ⅰ期+Ⅱ期治療になることが

 多いです。

 治療前にはある程度予測できますので、費用についてはご説明しております。

 

 

 

 

 

 

 オプション検査

  頭部X線規格撮影検査、診断(必要な場合) 30,000円
   

 

  全体的な矯正治療の場合(成人、中学生以上)
    マルチブラケットによる全体の矯正治療   500,000円

                (基本治療費)
                  装置の調整 (月1回)4,000円
 

      治療オプション アンカースクリュー 50,000円~

 Ⅰ期治療、Ⅱ期治療費

                      各 250,000円
                    
 Ⅰ期治療からⅡ期治療に移行した場合
           Ⅰ期治療費+Ⅱ期治療費(追加250,000円)

 

 矯正治療のための抜歯費用

           (健康保険が適応されません) 

                       1歯  4,000円

​舌突出癖改善装置 タングガード

休診日
​木曜日 日曜日 祝日

アクセス

滋賀県草津市上笠2-32-3

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