歯周病について

 

 Contens
   歯周病について 歯周病とはどんな病気か
     歯周ポケットとは
   タバコの害について
   ブラキシズムの影響
   歯周病菌について 
     歯石とは

 

  歯周病とはどんな病気か

          歯茎が瘦せ、退縮し歯が長く見えます。歯茎の骨が減って

          きているので歯もぐらぐらになり、かむ力や舌の力におされ

          傾斜しています。

 

 

 

 歯周病とは、歯の周囲の歯茎の炎症から歯を支えている歯茎の骨(歯槽骨)が減っていく病気です。

 歯周病菌の関係する慢性の感染症です。

 

   歯茎の歯肉を取り除いた模型で歯周病が進行すると歯茎の骨がどうなっているか見てみましょう。

 

 

 

 

      模型のように様々な形態で歯の周囲、歯を支えている歯が吸収していきます。

      たくさん吸収していくと歯が揺れ始めたり、歯肉が腫れたり、膿んだりしてきます。

 

 

 歯周病は歯の周囲(生え際)に歯垢(プラーク、菌のかたまり)が停滞し、歯周病菌が歯茎に感染し慢性的な歯茎の炎症(腫れ、赤み、出血など)を起こし始まります。

 歯肉のわずかな炎症であれば歯肉炎といいます。それ以上、歯周ポケットの増大、歯茎の骨(歯槽骨)が吸収するほどになると歯周炎といいます。
ある程度までは、ほとんど痛みや症状はありませんが、炎症が急性化したり、化膿したりすると、歯が浮いたような感じがする、歯がぐらぐらし、咬むと痛いといった症状が次第に見られます。歯周病はほとんどの場合、急にひどくなることはありませんが、放っておくと何年、何十年と時間をかけてだんだん悪くなります。時間をかけて徐々に歯茎の骨(歯槽骨)を吸収していきます。

 がしかし状態がひどくなるまで は痛みをあまり感じません。このひどくなるまで痛みを感じないというのが、歯周病の治療を遅らせてしまう原因のひとつです。

 初期の段階でも、歯科医院で行う歯周検査で歯肉炎や歯周炎の兆候がわかります。歯周ポケット長測定時(歯周検査時)に出血があれば、歯肉に炎症があるとわかります。

 

 歯を抜くことになる歯周病もあります​ 

 歯周病のなかには歯茎の骨が急激に、しかもかなり吸収する歯周病があります。

 少数ではありますが、30~40代で歯を抜いていかなければならない状態の場合もあります。

 こういった歯周病は特殊な歯周病菌が感染し、特に自分の体の免疫が弱い場合もあり、治療が困難になることも多くあります。この特殊な歯周病菌もどこか、だれかから移ってくるものですから、そういった菌が感染しないように十分毎日の歯磨きやケアを大切にしましょう。


 通常、歯周病は20代、30代から歯科医院にて管理、ケアをしていけば十分防げる病気です。しかし痛みがないため、軽度な場合(歯肉炎程度)や、特に気にならない場合は定期的に歯科医院に通ってもらうということが、なかなか続かなくて、歯周病予防、ケアが十分にできていないのが現状です。
 歯周病は特別な場合を除き誰もがかかる病気ではありませんし、また年をとればかかる病気でもありません。十分に防ぐことができる病気です。自分の意識や生活習慣の改善で、歯周病のリスクを下げることができます。



 歯周病は自覚があまりないので、可能性のある症状を歯周病になる原因や、悪化させる主な原因と一緒に

 あげてみましょう

 

 歯周病によくみられる症状

  歯磨き時に出血がある

  歯がぐらぐらする

  咬むといたい

  歯茎が腫れている

  歯茎が赤い、黒ずんでいる など

  

 歯周病を悪化させる可能性のある要因

  たばこを吸う、やめようと思わない

  歯医者にしばらく行っていない、歯についてあまり興味がない

  歯磨きは簡単に終わる

  家族、親に重度の歯周病のかたがいる

  虫歯が多く、金属などの治療が多い

  歯並びが悪い など

 

 現在の治療ではかなり進行した歯周病、吸収した歯周組織を全く健康な状態にもどすことはできません。

 早めに予防処置をしていくことが最重要です。

                                                                                                           
 歯周ポケットとは

​ 歯周病の検査で指標となる歯周ポケットですが

 




 

 

 

 

 

 

 健康な歯茎の状態では、歯の生え際、歯肉から歯がたちあがっている部分、歯のぐるり1周に歯肉溝という溝があります。歯肉溝の深さはだいたい健康な歯茎で 1~2mm程度です。

歯磨きが不十分で歯垢(プラーク)が停滞すると、歯肉に炎症(腫れ、赤み、出血)が現れます。歯周ポケット内の歯茎の表面に潰瘍ができます。これが出血の原因です。腫れが慢性的につづき歯肉が腫れた分だけ歯肉溝が 病的に深くなってきます。

 だいたい深さが4mm以上になってくると歯周ポケットといいます。この歯周ポケットの中は歯ブラシで磨けないため、プラークが溜まってきて特殊な歯周病菌が増えていきます。その菌の産生する物質でさらに炎症が進み、歯周ポケットを深くしていきます。歯や歯槽骨から歯肉をはがしていき歯茎の骨(歯槽骨)を溶かしながらさらに歯周ポケットを深くし、歯槽骨をさらに吸収していきます。こうして歯周病は進行、悪化していきます。歯周病菌の種類や自分の免疫能により急激に歯茎の骨が吸収していく場合もあります。

さらに歯周病の進行、悪化に拍車をかける要因はいろいろありますが、改善できるものにはタバコやブラキシズム(歯ぎしり、食いしばり)があげられます。そのほか生活習慣、ストレスなど歯周病を悪化させるものはたくさんあります。


 

 

 タバコのについて  

  草津中央歯科クリニックは喫煙(タバコ)に反対しています

​ 医学生理学的にも、社会的にも喫煙を非としています

 タバコ喫煙は体の健康を害する、しかもタバコを吸わない非喫煙者の健康までも害します。これはごく当然の真実でだれもが知っていて当たり前のことです。

 テレビなどで喫煙者の自称インテリの方々が喫煙による肺がんとの関係には科学的根拠がないと主張していますが、肺がんだけでなく特に喉頭がんや心臓、血管疾患、いろいろな病気の悪要因と関係があることは全世界で科学的に立証されています。

歯科ではその中でも虫歯や歯周病、臭い口臭の原因であったり、かなり悪影響を及ぼすということは周知の事実となっています。

 法律では喫煙は合法となっていますが、憲法25条を読んでみると、『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない』とあります。

タバコが合法であることは憲法違反であることは明確なのですが、税収確保という政治的な理由のみでそのままになっています。 

医学的には全く容認してはいけないものですが、合法のままである以上、麻薬などと同様の中毒依存、社会の古い体質、簡単に購入できること、などからいまだに喫煙する方々が約2~3割います。

しかし医療機関であること、一個人としても喫煙の多大な悪影響をわかってもらい、禁煙を勧めております。

 たばこの何が悪いのか

 

 発がん性物質を含む、呼吸機能の低下、血管へ悪影響さまざまありますがここでは歯科疾患に関係するものをあげましょう。

タバコは体全体の免疫力を弱めます。タバコを吸うことで、細胞の免疫能が低下します。歯周病は感染症なので歯周病発症のリスクも高くなります。歯茎の炎症を治そうとする力が低下します。

タバコの成分で体全体、歯茎の血管、毛細血管が収縮します、すると歯茎の細胞への酸素、血液配給や白血球の配給を減らし、歯茎の菌に対する抵抗力や治療後の歯茎を治そうとする働きが弱くなります。また歯周ポケット内の潰瘍部では治癒しようと新たな細胞ができてきますが、タバコは歯茎の細胞どうしを結合するのを妨げます、そうして治ろうとする働きを弱めます。歯面へのヤニ(タール)沈着でプラークがつきやすくなりますし、口の中が乾燥し、舌表面では舌苔(白い菌のかたまり)が形成され菌増殖により、口臭がかなりひどくなります。こういったことでさらに歯周病を進行させていきます。

口が乾燥すること、つまり唾液の働きが及ばなくなり、虫歯や歯周病が発症しやすくなります。また喉、鼻などの感染症にかかりやすくなります。

​ほんとに恐ろしいですね。

​ 

 その他、タバコの煙にはさらに多くの発がん性物質や化学物質が含まれますし、喫煙者の衣服にしみ込んだそれらにより非喫煙者が影響を受けることがあります。もはや個人だけの問題ではありません。

とくにこの私でさえも、喫煙者が来院され、治療途中でもその臭いや化学物質の影響で頭痛を発症します。

毎回決まっておこるので、困っているところです。

 ​

また未だに歩きながらタバコを吸う人や、歩道などでも吸殻を見かけます。話しているだけでもかなりの異臭で不快になります。人間としてのマナーにもかなり問題があります。嗜好という範囲ではありません。

是非これを読んだ喫煙者の方々今すぐ禁煙に取り組んでください。自分のためです。

いろいろな禁煙に関するアンケートで禁煙をしようと思う場面の1位は、娘に口が臭いといわれた、だそうです。

それでは遅いです、今から禁煙しましょう、禁煙には中毒依存から抜け出す必要があるためご自分で禁煙できない方は病院の禁煙外来を利用するといいです。

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブラキシズムの影響について

 歯ぎしりや食いしばりは、ひどくなってくると歯周病にはかなり悪い影響があります。寝ている間の咬む力は、起きているときの3倍にも達するといわれています。そのような力が歯に加 わった場合、歯茎が健康であれば歯が病的に磨り減ってきます。がしかし歯茎が弱く歯周病が進行している場合、歯を揺らすように力がかかるため、ぐらぐらする度合い が増してきます。歯茎の骨の吸収に拍車がかかります。ブラキシズムのひどい方には根分岐部病変という大臼歯の歯茎の骨が減る病変がみられることが多いです。

 歯周病の治療にナイトガードというマウスピースタイプの装置を使用することも多々あります。

 


 歯周病菌について

 プラークというのは口の中の菌の塊です。歯周病菌、虫歯菌、真菌(カビの仲間)など、いろんな種類の考えもつかないほどの数の菌が、誰でもプラーク、バイオフィルムの状態で 口の中、歯の周り、舌の表面などに存在します。これが当たり前で私たち人間は現在のところ毎日の歯磨きで歯から物理的にプラークを除去し数を減らして、虫歯や 歯周病から自分の歯や歯茎を守っているわけです。プラークは完全にゼロにはできないもので、歯磨きがきちんとできないと、どんどん増え続けます。1回きれいに磨いても、数時間もすれば菌は増えて きます、菌は減ってもすぐ分裂増殖をしてくるということです。ジュースなどでは飲んで数分のうちに虫歯菌は倍増します。薬剤で歯周病菌や虫歯菌を永久になくしてしまうことは無理で、そのような薬剤もありません。歯周病菌に効く抗生物質はありますが、一時的なもので数か月で耐性菌があらわれ、効かなくなります。
後でも述べますが、草津中央歯科クリニックでは歯周病菌殺菌をおこなっていますが、歯周ポケット内、歯根表面の殺菌にかぎられ、口の中や歯の周囲全部を殺菌するわけではありません。また1回殺菌すれば、菌はもう発生しないのかというとそうではありません。
 特殊な種類の菌を除けば、常在菌として、非常に多く、天文学的な数の菌が、口の中には存在します。悪さをしない菌もたくさん存在していますし、虫歯や歯周病の原因と考えられている菌はそうたくさん種類があるわけではなく、通常、毎日のケアをしっかりと行い、定期的な歯科医院でのケアを長期にわたり、継続的に続けていけば、歯、歯茎で困ったり、日常に影響するほど悪くなるということは避けられると思います。
歯周病菌に対して、歯磨剤や洗口液など薬用効果はCMなどで宣伝されていますが実際はあまり効果はありません。問題となる虫歯菌や歯周病菌はバイオフィルムという状態で存在するので、歯磨剤などでは殺菌できません。また歯周病菌は歯周ポケット内に存在するので、液や歯磨剤などは到達しません。物理的にきちんと磨く、予防という意識をきちんとも つ、歯周病の正しい知識をもち、定期的に歯科医院で十分管理する、ということが、虫歯や歯周病の最善の予防法です。

歯石とは

 歯周病関連ではよく歯石という言葉を聞くと思います。文字通り歯の周囲に付着する石のような固形物で、

歯周病の原因のひとつです。

歯石はプラーク中の細菌やその死骸などに唾液成分が沈着し固まったものです。

歯石周囲にはさらに最近、プラークが停滞しやすく、ブラッシングが不十分であると、歯石は広がっていきます。歯石には細菌のない毒素もふくまれ、歯石自体の物理的刺激や、歯石表面のプラーク、細菌により歯肉に炎症がおきます。炎症とは腫れや赤味です。

炎症が歯周病の始まりや原因であるので、歯石は必ず除去することが大事です。

 また歯石は歯肉縁上歯石と歯肉縁下歯石に分けられ、歯肉縁下歯石は歯周ポケット内に停滞しているため、歯肉の炎症、歯肉内上皮の潰瘍で出血などがあり、硬く強固に歯面と固着しています。

​こういった歯石をまず除去していくのが歯周病治療になります。

​ 

草津中央歯科クリニックでは必ず禁煙を勧めます

草津中央歯科クリニック

TEL077-565-8038

診療時間

午前 9:00~1:00

午後 2:30~6:30

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