草津中央歯科クリニック
TEL 077-565-8038
診療時間
午前 9:00~1:00
午後 2:30~6:30
土曜午後は~5:00
CONTENTS
歯科 矯正歯科 小児歯科
草津中央歯科クリニック
義歯(入れ歯)
Contens
義歯について
一般的な義歯について(レジン床義歯)
特殊な義歯について
入れ歯を外れにくくする装置(アタッチメント)
治療費
義歯について
草津中央歯科クリニックではいろいろな入れ歯を制作、取り扱っています。
歯がすべて損失している場合の入れ歯を総義歯(総入れ歯)、1歯でも残っていれば、部分義歯(部分入れ歯)といいます。
レジン床部分義歯 金属床総義歯
なぜ分けているかというと、歯があるのとないのでは咬む力を受け止める場所がかわってくるからです。
総義歯は咬む力がすべて歯茎の粘膜にかかります。
部分義歯の場合は歯が残っており、何らかの維持装置(金属などのバネ)がついており、粘膜と歯に咬む力や入れ歯を支える力が働きます。
維持、保持装置(クラスプ)
特に部分入れ歯は残っている歯が多いほど、歯ぐき(粘膜)にかかる力は弱くなります。
その分維持装置のかかっている歯に負担がかかります。
入れ歯への負担を歯茎に与える総入れ歯と、歯に維持、負担を求める部分入れ歯では、作り方(型取り設計など)がいろいろ違ってきます。
入れ歯は作り方の違う場合と、材料の違う場合、その両方などで何種類かあります。
また入れ歯はどんなものでも違和感があるのが当たり前で、どれだけ違和感を少なくするか、外れないようにするか、かみやすいようにするかがポイントとなります。
よく咬めるというのは、外れにくく、義歯の人工歯のかみ合わせが緊密で、歯茎にあまり痛みが出ない場合をいいます。
入れ歯は大きくなるほど口の中の粘膜を大きく覆うため、食べ物の温度、感触、大きさなどの感覚が伝わりにくくなります。食べ物の味は舌で多くの部分を感じますが、温度、感触、臭いなどを総合して感じるため入れ歯を使用すると、味の感覚は少なからず低下します。
一般的な義歯(レジン床義歯)
ごく一般的な入れ歯で健康保険適応です。
歯茎にのる部分はレジンという固いプラスティック様の樹脂で製作します。人工の歯は硬質レジンという材料でできています。
口の中の歯や歯茎の型をとり製作します。型を取る場合には2~3種類の方法があります。
型取り(印象)方法
既存の型どりトレーで型を取る方法(一般的な方法)
歯茎の形態にあった型どり用のトレーをカスタム製作し、型を取る方法
徐々に固まる材料にて入れ歯を使用しながら、歯茎の型をとる方法(機能印象法)
その後かみ合わせを決め、人工歯を並べ、一度完成前に装着してもらい、修正などをおこない完成製作します。
部分入れ歯の場合の維持装置の金属はコバルトクロム合金を使用します。
入れ歯を製作するには、少数歯の場合を除き平均4~5回の通院が必要です。
完成後の調整について
機能印象以外の型どり方法は基本的に、弾力のある歯茎のごく一瞬の状態を映したものであること
レジンという材料では製作段階で必ず、微妙な変形が生じます。また装着して使用した場合と製作段階では微妙に歯茎の状態が違うため製作後使用しながら調整が必ず必要になります。
特殊義歯のうち総義歯はすべて機能印象法(無痛義歯)で型どりをします。
部分義歯はシリコンや寒天、アルジネートといった材料とカスタムトレーで型どりをします。
特殊な義歯について
金属床義歯
歯茎にのる部分の多くを薄い金属で制作し、違和感を少なくし、全体の変形を極力抑えた入れ歯です。
レジンに比べ、かなり薄く軽くなります。制作時に変形が少ないので、フィット感や吸着力がよくなります。
総義歯、部分義歯ともに制作できます。
使用する金属は、コバルトクロム合金、金合金、チタンなどがあります。
無痛義歯(金属床です)
入れ歯を制作する場合は、歯茎の型をとるわけですが、歯茎は柔らかいものですし、力のかかり具合は時と場合によって変化し、粘膜の形態は微妙に変化します。また入れ歯が安定するには、舌、頬などの形態、動きが大いに関係してきます。
それらを考慮した型取りを行う制法で制作する義歯です。
具体的には、仮の入れ歯を制作し、特殊なシリコン材料(ティッシュコンディショナー)を入れ歯の裏側に敷きます。これで通常使用してもらいます。この材料は徐々に固まる性質で、動的な歯茎粘膜、 舌、頬の形態を再現でき入れ歯の型取りには最適であると考えます。全体的な形態、人工の歯の配列など仮の義歯の調整を数回行ったのち、それを参考に最終的 な義歯を制作していきます。こうした制法で制作すると、義歯の吸着がよく、違和感が少なく、痛みのほとんどない義歯が制作できます。
機能印象法というやり方で入れ歯の形を決めます
左の画像の入れ歯の内側に徐々に固まっていくゴムのような材料をつけ装着してもらいます。
しばらくすると右の画像のように歯茎との隙間や頬や舌の形態も影響された形に固まります。
これを数回繰り返し口の中で安定する入れ歯の形態を形作ります。
この機能印象法が入れ歯の形態を決めるうえでは最適です。
その後形態と同じ形で入れ歯を制作します。
ノンクラスプデンチャー(部分的義歯です)
入れ歯を他の歯に固定する金属をなくした入れ歯です。特殊なやや弾力のある材料で入れ歯を制作します。審美的に有効です。少数歯の入れ歯に最適です。
1歯から3歯くらいの部分入れ歯が適応です
入れ歯を外れにくくする装置(アタッチメント)
入れ歯を外れにくくするための、特殊な装置があります。
部分入れ歯の場合、総入れ歯でも、ある程度しっかりとした歯根が残っている場合、インプラントを利用する場合など多少制限はありますが、この装置を組み込むことで、外れにくく、審美的な入れ歯を製作することが可能になります。
製作する入れ歯や状況によって種類はありますが、一般的な入れ歯でみられるクラスプという金属の針金ではなく、入れ歯の中に組み込んで、見えなくしたものがほとんどです。
義歯費用
一床あたり(片顎)の治療費です。検査診、診査、型どり、調整の費用などを含みます。(税別)
金属床総義歯 250,000円~
金属床部分義歯 150,000円~
無痛デンチャー(金属床総義歯) 300,000円~
アタッチメント(1装置) 50,000円
ノンクラスプデンチャー 50,000円~